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フロアコーティングの耐水性評価試験とは?JIS規格と業者選びのエビデンス確認方法
最終更新日:2026年3月
フロアコーティングを選ぶ際、「耐水性が高い」という表記を目にする機会は多いはずです。しかし、その根拠となる試験データが第三者機関によって客観的に検証されているかどうかを確認している方は、ほとんどいないのが現状です。特にペットと暮らすご家庭では、水濡れリスクが日常的に高く、フローリング保護の観点から耐水性のエビデンスが重要な判断材料となります。この記事では、JIS規格に基づく耐水性評価試験の仕組みから、エビデンスを開示できる業者と開示しない業者の違い、そしてペット家庭における耐水性の重要性まで、具体的に解説します。
この記事でわかること
- JIS K 5600-6-1:2016に基づく耐水性評価試験の仕組みと試験条件の詳細
- 「膨れを認めない」と「付着性100/100」という評価結果が何を意味するか
- エビデンスを開示できる業者と開示しない業者の具体的な違い
- ペット家庭において耐水性が特に重要な理由と日常の水濡れリスク
- ワンニャンすべらんコーティングの第三者機関による耐水性試験の内容
フロアコーティングの耐水性評価試験とは?

フロアコーティングの耐水性評価試験とは、コーティング塗膜が水に触れた際に膨れ・剥がれ・付着力の低下が生じないかを、JIS規格に基づいて第三者機関が客観的に検証する試験です。
フロアコーティングを選ぶ際、「耐水性が高い」という説明を受ける機会は多いはずです。しかし、その言葉の背景には大きな開きがあります。自社内で行った簡易テストのみを根拠とする場合と、日本工業規格(JIS)に準拠した第三者機関による試験結果を保有している場合では、エビデンスとしての信頼性がまったく異なります。つまり、「耐水性あり」という表記だけを根拠に施工業者を選ぶことは、施工後のトラブルにつながるリスクがあります。
なぜ耐水性の「証明」が必要なのか
耐水性の証明が重要な理由は、フローリング材が水分に弱い素材であることに起因します。一般的に、木材や複合フローリングは吸水することで膨張・反り・カビ・変色を引き起こすとされています。フロアコーティングはその保護層として機能しますが、コーティング自体に耐水性がなければ保護膜として十分に機能しません。そのため、耐水性があるかどうかを証明する客観的な試験データは、業者選びにおける重要な確認事項と言えます。
また、フロアコーティング業界では、自社で作成した性能表のみで「耐水性が高い」と表記している企業が多く存在するのが現状です。したがって、第三者機関が発行した試験結果報告書の有無を確認することが、信頼できる業者を見分ける上で有効な手段となります。
JIS K 5600-6-1:2016 試験の具体的な内容

耐水性評価試験は、JIS K 5600-6-1:2016(塗料一般試験方法 第6部:塗膜の化学的性質 第1節:耐液体性)に基づき、外観(膨れの有無)と付着性(ます目残存数)の2軸で評価されます。
フロアコーティングの耐水性を評価する際に参照されるのが、JIS K 5600-6-1:2016です。この規格は「塗料一般試験方法 第6部:塗膜の化学的性質 第1節:耐液体性(一般的方法)」であり、コーティング塗膜が液体に触れた際の変化を客観的に評価するための試験方法を定めています。さらに、試験後には塗膜の付着性も確認し、耐水性能を2つの評価軸から総合的に判断する構造になっています。
試験条件の詳細(脱イオン水・80±2℃・2時間が意味すること)
この試験における主な試験条件は以下の通りです。
| 試験条件 | 内容 | 意味・意図 |
|---|---|---|
| 試験液 | 脱イオン水 | 不純物の影響を排除し、水そのものへの耐性を正確に評価する |
| 試験温度 | 80±2℃ | 夏季の高温環境や床暖房使用下など、過酷な条件を想定した加速試験 |
| 試験時間 | 2時間 | 短時間の水濡れではなく、一定時間の接触耐久性を検証する |
| 基材 | 木材(150×70×5mm) | 実際のフローリング材に近い素材で試験する |
特に試験温度80±2℃という条件は、室温下での通常使用よりも厳しい設定です。そのため、この条件をクリアしたコーティングは、一般的な生活環境における水濡れに対して高い耐久性を持つと判断できます。なお、試験条件は「準ずる」形式で適用されており、詳細条件については試験報告書でご確認ください。
評価結果の読み方(「膨れを認めない」と「100/100」の意味)
試験後の評価は2つの項目で行われます。
まず、外観評価では、コーティング塗膜に「膨れ」が生じていないかを目視で確認します。膨れは塗膜が基材から浮き上がる現象であり、耐水性が低いコーティングに起こりやすい劣化サインです。「膨れを認めない」という評価結果は、試験後も塗膜が安定して基材に密着していることを意味します。
次に、付着性評価では、試験後の塗膜に1mm間隔で切り込みを入れ、セロハン粘着テープを貼り付けて剥がす「クロスカット法」を用います。「100/100」という結果は、切り込みを入れた全てのます目(カット数11個による区画)が剥がれることなく残存したことを示しており、水に2時間さらされた後でもコーティング塗膜の付着力が一切低下しなかったことの証明です。
第三者機関による試験と自社試験はどう違うのか

第三者機関による試験と自社試験の最大の違いは、客観性と再現性です。利害関係のない独立した機関が同一のJIS規格条件で行う試験は、結果に恣意性が入り込まず、消費者にとって信頼できる判断根拠となります。
フロアコーティング業界では、「耐水性が高い」「水に強い」という表記をウェブサイトやパンフレットに掲載している企業が多数存在します。しかし、その根拠として、試験機関名・試験規格・試験条件・結果を明記した第三者の試験報告書を開示できる企業は一部に限られます。一方、自社内で作成した性能表や説明文のみで耐水性を謳っている場合、その数値や表現を客観的に検証する手段がありません。
「エビデンスなし」で耐水性と表記する企業が多い現状
フロアコーティングを提供する企業の中には、自社作成の資料のみを根拠として「耐水性○年保証」「高耐水コーティング」と表記するケースが見受けられます。こうした表記は消費者には一見信頼性が高く見えますが、次の質問に答えられるかどうかで実態を把握することができます。
- どの試験機関が試験を実施しましたか?
- どのJIS規格に基づいていますか?
- 試験条件(温度・時間・試験液)はどのように設定されましたか?
- 試験結果報告書を見せていただけますか?
これらの質問に明確に答えられない場合、「耐水性あり」という表記の根拠が不明確である可能性があります。
試験報告書で確認すべきポイント
試験報告書を入手できた際は、以下の項目が記載されているかを確認してください。
| 確認項目 | エビデンスあり(信頼性高) | エビデンスなし(要注意) |
|---|---|---|
| 試験機関名 | 第三者機関の名称・所在地が明記されている | 「自社試験」または記載なし |
| 試験規格 | JIS規格番号が具体的に明記されている | 「独自基準」または記載なし |
| 試験条件 | 温度・時間・試験液が具体的に記載されている | 「水に強い」等の抽象的表現のみ |
| 評価結果 | 外観・付着性等の数値・評価が記載されている | 「合格」等の定性的表現のみ |
| 報告書の発行日 | 日付・担当者・機関印が確認できる | 記載なし |
なお、日本ハウスコーティング協会では、フロアコーティング業界に関する情報が公開されており、業者選びの参考にすることができます。
ペット家庭でフロアコーティングの耐水性が重要な理由

ペットと暮らす家庭では、フローリングが水分にさらされる機会が特に多く、耐水性の高いコーティングがフローリングの長期保護に直結します。
一般的な住宅でも水濡れリスクはありますが、ペットと暮らす環境ではそのリスクがさらに高まります。犬や猫の日常的な行動によって、フローリングはさまざまな形で水分にさらされるためです。また、ペットは飼い主が不在の時間帯にも自由に部屋を移動するため、水濡れに気づかずに放置されるケースも少なくありません。そのため、耐水性評価試験をクリアしたコーティングかどうかを確認することは、ペット家庭において特に重要な判断基準となります。
ペット特有の水濡れリスク一覧
- 飲み水のこぼし:犬や猫が水を飲む際、器の周辺に水が散りやすく、フローリングへの水分接触が日常的に発生します。
- お粗相・失禁:老犬や高齢猫では排泄コントロールが難しくなる場合があり、尿がフローリングに接触するリスクがあります。
- 散歩帰りの濡れた肉球:雨天時の散歩後、肉球や被毛についた水分が床に広がります。
- 体を拭く際の水分:シャンプー後やお手入れ時に、タオルから落ちる水分が床に触れることがあります。
耐水性が低い場合にフローリングに起こること
耐水性の低いコーティングや未施工のフローリングが継続的に水分にさらされると、さまざまなトラブルが発生しやすくなります。一般的に、木材や複合フローリングは水分を吸収することで膨張・変形・反りが生じ、さらに放置するとカビの繁殖や下地材への浸水につながるとされています。その結果、大規模な修繕が必要になる場合もあります。
ただし、フロアコーティングはすべての水濡れから完全に床を守るものではありません。食品や液体が長時間放置された場合はシミが残ることがあり、使用状況によって耐久性が変化する点は事前に確認しておくことが重要です。
ワンニャンすべらんコーティングの耐水性試験結果

ワンニャンすべらんコーティングは、一般財団法人日本塗料検査協会 東支部による第三者試験において、JIS K 5600-6-1:2016に基づく耐水性評価で「外観:膨れを認めない」「付着性:100/100」という結果を取得しています。
試験の詳細は以下の通りです。
| 試験項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験機関 | 一般財団法人日本塗料検査協会 東支部 |
| 報告日 | 2023年12月14日 |
| 試験規格 | JIS K 5600-6-1:2016(塗料一般試験方法 第6部:塗膜の化学的性質 第1節:耐液体性)に準ずる |
| 試験液 | 脱イオン水 |
| 試験温度 | 80±2℃ |
| 試験時間 | 2時間 |
| 基材 | 木材(150×70×5mm) |
| 外観評価 | 膨れを認めない |
| 付着性 | 100/100(カット数11個・カット間隔1mm・セロハン粘着テープ剥離後のます目残存数) |
この試験結果は、第三者機関が独立した立場でJIS規格に基づいて実施したものです。したがって、ワンニャンすべらんコーティングは耐水性について客観的なエビデンスを保有しており、試験報告書の確認を求めていただくことが可能です。なお、この試験結果は特定の試験条件における評価結果であり、保証値ではありません。
試験結果が示すフローリング保護性能の意味
「膨れを認めない」という外観評価は、コーティング塗膜が80±2℃の脱イオン水に2時間さらされた後も、基材との間に浮きや膨れが生じていないことを示します。さらに付着性100/100は、試験後も塗膜の付着力が完全に維持されていることを示す結果です。これらの結果は、ペット家庭での日常的な水濡れ環境において、コーティング塗膜が安定して機能し続ける性能の根拠として確認できます。
耐水性以外のJIS試験エビデンスと複合的な安全性

ワンニャンすべらんコーティングは耐水性に加え、複数の第三者機関によるJIS試験エビデンスを保有しており、ペット家庭に必要な安全性・性能を多角的に証明しています。
フロアコーティングをペット家庭に導入する際、耐水性は重要な評価軸のひとつに過ぎません。安全性・耐久性・防滑性を総合的に確認することが、後悔のない選択につながります。さらに、各試験が独立した第三者機関によって行われていることで、複合的な信頼性が担保されます。ワンニャンすべらんコーティングが取得・開示しているエビデンスは以下の通りです。
- 耐傷性評価試験:JIS規格に基づき、ペットの爪による傷への耐性を第三者機関が評価。詳細はフロアコーティングの耐傷性評価試験の解説記事をご覧ください。
- 耐摩耗性評価試験:日常的な歩行や擦れによる摩耗への耐久性をJIS規格で評価。詳細は耐摩耗性評価試験の解説記事をご覧ください。
- 皮膚刺激性試験:コーティング成分のペットへの皮膚刺激性を第三者機関が検証。詳細は皮膚刺激性試験の解説記事をご覧ください。
- F☆☆☆☆登録:ホルムアルデヒド放散量の最高基準を一般社団法人日本塗料工業会より認定取得。詳細はF☆☆☆☆の解説記事をご覧ください。
このように、VOC13物質不検出・SIAA登録・施工品質保証30年を合わせて確認することで、性能と安全性を多角的に評価することができます。なお、一般社団法人日本塗料工業会のウェブサイトでは、F☆☆☆☆登録制度の詳細を確認することができます。
フロアコーティング選びでエビデンスを確認する方法

エビデンスを確認する最も確実な方法は、業者に「第三者機関の耐水性試験報告書を見せていただけますか?」と直接問い合わせることです。開示できるかどうかが、信頼性を判断する分かれ目となります。
フロアコーティングの選定において、耐水性のエビデンス確認は業者比較の重要なポイントです。消費者が試験報告書の内容を専門的に解読する必要はありません。「試験報告書を見せてもらえるか」という一点を確認するだけで、業者の透明性を大きく把握することができます。また、前述の「確認すべきポイント(試験機関名・試験規格・試験条件・評価結果・発行日)」を参照すれば、開示された報告書の信頼性も判断できます。
よくある質問
- Q. フロアコーティングの耐水性評価試験とはどのような試験ですか?
- JIS K 5600-6-1:2016に基づく試験です。脱イオン水・80±2℃・2時間という条件でコーティング塗膜に水を当て、試験後に外観(膨れの有無)と付着性(ます目残存数)の2軸で評価します。
- Q. 耐水性が高いと表示されているフロアコーティングは信頼できますか?
- 第三者機関の試験報告書がある場合に限り信頼できます。自社資料のみで耐水性を謳っている場合、客観的な根拠とは言えません。問い合わせ時に試験報告書の開示を求めることをおすすめします。
- Q. ペットがいる家庭でフロアコーティングの耐水性はなぜ重要ですか?
- 水濡れリスクが高いためです。ペットの飲み水のこぼし・お粗相・散歩後の濡れた肉球など、日常的にフローリングが水分にさらされる機会が多く、耐水性の高いコーティングが長期的な床保護に直結します。
- Q. ワンニャンすべらんコーティングの耐水性試験はどの機関が実施しましたか?
- 一般財団法人日本塗料検査協会 東支部が実施しました。2023年12月14日付の報告書において、外観「膨れを認めない」・付着性「100/100」という結果が確認されています。
- Q. フロアコーティングの費用はいくらですか?
- 無料見積もりにてご案内しています。床面積・床材の状態・施工内容により費用が異なりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
- Q. 施工後すぐにペットを部屋に戻せますか?
- 施工内容により養生時間が異なります。施工完了時に担当スタッフからご案内しますので、ご不明な点は事前にご相談ください。
- Q. 耐水性の試験報告書を見せてもらえる業者を選ぶにはどうすればよいですか?
- 問い合わせ時に直接確認するのが最も確実です。「第三者機関の耐水性試験報告書を確認できますか?」と尋ね、開示を断る業者はエビデンスを保有していない可能性があります。
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