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フロアコーティング VOC13物質試験とは?ペット家庭のための安全性エビデンスと試験結果の読み方
この記事でわかること
- VOC13物質・シックハウス症候群とフロアコーティングの関係
- 犬・猫がいる家庭でVOC試験データが特に重要な理由
- 「安全です」という口頭説明と第三者試験報告書の決定的な違い
- ワンニャンすべらんコーティングのVOC13物質試験結果(全物質N.D.)と報告書の読み方
- VOC測定済みコーティングが向くケース・向かないケース
最終更新日:2026年3月
「施工業者に安全かどうか聞いたら『安全です』と言われたけれど、本当に信頼していいのか分からない」——ペットを飼うご家庭から、こうした不安の声をよく耳にします。その感覚は正しいと言えます。口頭での説明と、第三者機関が科学的に検証した試験報告書は、まったく別物だからです。
フロアコーティングの安全性を確認する最も確実な方法は、JIS規格に準拠した第三者試験機関によるVOC13物質放散量測定試験の報告書を確認することです。本記事では、試験の意味とペット家庭での重要性、そしてワンニャンすべらんコーティングの実際の試験結果を公開します。
VOC13物質とは?ペット家庭で特に注意すべき理由

VOC13物質(揮発性有機化合物13種)とは、厚生労働省がシックハウス症候群との関連から室内濃度指針値を定めた13種類の化学物質です。フロアコーティングを含む塗料・接着剤・建材などに含まれる可能性があり、施工後も一定期間にわたって室内空気中に放散されることがあります。
シックハウス症候群の原因となる13物質の正体
VOC13物質放散量測定試験の対象物質は以下のとおりです。床面積の広いフロアコーティング剤に含まれると、室内全体の空気質に影響する可能性があります。
| カテゴリ | 物質名 | 主な発生源 |
|---|---|---|
| アルデヒド類 | ホルムアルデヒド | 合板・接着剤・塗料 |
| アルデヒド類 | アセトアルデヒド | 塗料・接着剤 |
| VOC | トルエン | 塗料・シンナー・接着剤 |
| VOC | キシレン | 塗料・接着剤 |
| VOC | p-ジクロロベンゼン | 防虫剤・消臭剤 |
| VOC | エチルベンゼン | 塗料・接着剤 |
| VOC | スチレン | 樹脂・接着剤 |
| VOC | テトラデカン | 灯油・塗料 |
| フタル酸エステル類 | フタル酸ジ-n-ブチル | 可塑剤・接着剤 |
| フタル酸エステル類 | フタル酸ジ-2-エチルヘキシル | 可塑剤・ビニル製品 |
| 農薬類 | クロルピリホス | 防虫処理剤 |
| 農薬類 | ダイアジノン | 防虫処理剤 |
| 農薬類 | フェノブカルブ | 防虫処理剤 |
なぜペット家庭でVOC試験データが特に重要なのか
犬や猫がいるご家庭では、人間よりもVOCの影響を受けやすい環境になりやすい理由がいくつかあります。まず、犬や猫は人間と比べてはるかに床に近い位置で長時間過ごします。さらに、犬はグルーミングの際に足の裏や毛についた物質を口に含むことがあり、猫はほぼ全身を舐めて毛づくろいをします。そのため、床面に残存する化学物質が体内に入りやすい生活環境にあると言えます。
また、体重が軽く体の小さいペットは、同じ濃度の化学物質でも体への負荷が相対的に大きくなる可能性があります。一般的に、化学物質への感受性は体の小さな動物ほど高いとされています。したがって、施工前にVOC試験データを確認することは、大切なペットを守るための基本的な判断基準です。
「安全です」と試験報告書は別物です

フロアコーティング業界では、安全性について具体的な根拠を示さずに「安全です」と説明する例が見られます。しかし、口頭での説明と第三者機関が科学的に検証した試験報告書は、信頼性の面でまったく別物です。
信頼できる試験報告書の3条件
つまり、本当に安全性を担保できるのは以下の3条件を満たす試験報告書だけです。
- 第三者機関が実施していること:自社内検査では客観性がありません。一般財団法人ボーケン品質評価機構(BOKEN)などの公的な試験機関が実施したものを確認してください
- 公的な試験規格に準拠していること:JIS A 1901・JIS A 1902-3(小形チャンバー法)などの規格に基づいているか確認します
- 測定結果の数値が開示されていること:「合格」という表記だけでは不十分です。各物質の放散速度の数値(またはN.D.の記載)が必要です
「VOC13物質の試験報告書を開示していただけますか?」と確認するだけで、その業者が本当に安全性を重視しているかどうかが分かります。なお、VOC13物質試験と並んで重要な安全性エビデンスとして、F☆☆☆☆登録証明書と食品衛生法規格試験があります。複数の試験データが揃っている業者を選ぶことが確実な判断基準です。
ワンニャンすべらんコーティングのVOC13物質試験結果

ワンニャンすべらんコーティングは、一般財団法人ボーケン品質評価機構(BOKEN)にてJIS規格に準拠したVOC13物質放散量測定試験を実施し、全13物質で定量下限未満(N.D.)であることが第三者機関により確認されています。以下に実際の試験概要と結果を公開します。
試験概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験機関 | 一般財団法人ボーケン品質評価機構(BOKEN)大阪認証・分析センター |
| 試験番号 | 27223000455 |
| 試験規格 | JIS A 1901 / JIS A 1902-3(小形チャンバー法) |
| 試験実施期間 | 2023年10月24日〜11月2日 |
| 試験条件 | 温度28±1℃・相対湿度50±5%・換気回数0.5±0.05回/h・チャンバー容積20L |
| 測定タイミング | 塗布・UV照射後、養生から7日後 |
VOC13物質試験結果一覧(7日後・全物質N.D.)
| カテゴリ | 物質名 | 7日後の放散速度 | 定量下限値 |
|---|---|---|---|
| アルデヒド類 | ホルムアルデヒド | N.D. | 1 µg/(m²·h) |
| アセトアルデヒド | N.D. | 1 µg/(m²·h) | |
| VOC | トルエン | N.D. | 2 µg/(m²·h) |
| キシレン | N.D. | 2 µg/(m²·h) | |
| p-ジクロロベンゼン | N.D. | 2 µg/(m²·h) | |
| エチルベンゼン | N.D. | 2 µg/(m²·h) | |
| スチレン | N.D. | 2 µg/(m²·h) | |
| テトラデカン | N.D. | 2 µg/(m²·h) | |
| フタル酸エステル類 | フタル酸ジ-n-ブチル | N.D. | 2 µg/(m²·h) |
| フタル酸ジ-2-エチルヘキシル | N.D. | 2 µg/(m²·h) | |
| 農薬類 | クロルピリホス | N.D. | 0.002 µg/(m²·h) |
| ダイアジノン | N.D. | 0.002 µg/(m²·h) | |
| フェノブカルブ | N.D. | 0.002 µg/(m²·h) |
全13物質において、すべての放散速度が定量下限未満(N.D.)でした。これは施工後の通常使用環境において、測定可能なレベルのVOCが放散されないことを第三者機関が科学的に確認したものです。そのため、床を舐めることが多いペットがいるご家庭でも、VOCの放散という観点での安全性エビデンスを第三者データとして確認することができます。
また、皮膚刺激性についての試験データは皮膚刺激性試験の解説記事でもご確認いただけます。
試験報告書の読み方|N.D.の意味と3つの確認ポイント

試験報告書を確認する際に「どこを見ればいいか分からない」という声もよく聞きます。したがって、確認すべき3つのポイントをご説明します。
確認ポイント①:N.D.の意味を正しく理解する
N.D.は「Not Detected(定量下限未満)」を意味します。定量下限値は物質・試験機関によって異なりますが、例えばホルムアルデヒドなら1 µg/(m²·h)、VOCなら2 µg/(m²·h)程度に設定されます。N.D.はその値より放散量が少ないことを示しており、事実上の不検出とみなせます。
確認ポイント②:試験規格と試験機関名を確認する
報告書に「JIS A 1901」「JIS A 1902-3」の記載があるかを確認します。一方、試験機関名・所在地・試験番号が明記されていることも信頼性の指標です。社内試験や規格非準拠の試験は客観的な根拠になりません。
確認ポイント③:製品名・試験日が施工製品と一致しているか確認する
報告書に記載された品名が、実際に施工で使用する製品と一致しているかを必ず確認してください。製品の処方が変更されていないかも確認すべきポイントです。
フロアコーティングの安全性基準については、一般財団法人 日本ハウスコーティング協会(JHCA)のウェブサイトでも参考情報を確認できます。
VOC測定済みコーティングが向くケース・向かないケース
VOC13物質試験でN.D.が確認されたコーティングは多くのご家庭に適していますが、すべてのケースに対応できるわけではありません。施工前に以下を確認してください。
| 区分 | ケース | 理由・補足 |
|---|---|---|
| 特に向くケース | 犬・猫がいるご家庭 | 床を舐める・床近くで長時間過ごすペットへの化学物質リスクを低減 |
| 新築入居前の施工 | 引き渡し直後の施工が最も効果的 | |
| 乳幼児がいるご家庭 | 床に近い環境で過ごすため化学物質の影響を受けやすい | |
| 化学物質過敏症・アレルギー体質の方がいるご家庭 | 安全性エビデンスを根拠として業者選びをしている方 | |
| 注意が必要なケース | コルクフローリング・極端に柔軟性の高い床材 | コーティング剤の密着性が低下する場合があります |
| 既存ワックスが厚く残っている床 | 完全除去が先決となり、追加費用が発生することがあります | |
| 床材の反りや膨らみがすでに発生している場合 | 下地起因の問題のため、施工前に確認が必要です |
なお、以下の条件は保証対象外となる場合があります。施工後に水濡れを長期間放置した場合・床材の反りや膨らみが下地・建物起因で発生した場合・施主自身がメンテナンス剤を使用し変質が生じた場合です。
施工の可否・保証条件の詳細については、安全性エビデンスのページまたは無料見積もり時にご確認ください。また実際の施工後のご感想はお喜びの声ページでもご確認いただけます。

よくある質問
- Q. VOC13物質試験報告書は施工前に見せてもらえますか?
- はい、開示しています。ワンニャンすべらんコーティングでは、一般財団法人ボーケン品質評価機構(BOKEN)が発行したVOC13物質放散量測定試験報告書(試験番号:27223000455)を施工前の打ち合わせ時にご確認いただけます。お気軽にお申し付けください。
- Q. N.D.(不検出)なら施工後すぐにペットを部屋に戻せますか?
- VOC13物質は定量下限未満ですが、施工直後はコーティング剤特有のにおいが残る場合があります。施工当日は十分な換気を行い、完全硬化後にペットを部屋に戻すことをお勧めしています。硬化時間は施工状況によって異なりますので、施工担当者にご確認ください。
- Q. ペットが床を舐めても安全ですか?
- VOC放散という観点では、第三者試験で全13物質が定量下限未満(N.D.)であることが確認されています。また、食品衛生法規格試験にも適合しています。ただし、施工直後の完全硬化前は避けていただくことをお勧めします。
- Q. VOC試験以外に安全性を確認できる試験はありますか?
- はい、あります。VOC13物質試験以外に、食品衛生法規格試験・F☆☆☆☆登録証明書・皮膚刺激性試験など複数の安全性エビデンスを備えています。複数の試験データが揃っていることが信頼できる業者選びの基準です。
- Q. 施工できない床材はありますか?
- コルクフローリングや極端に柔軟性の高い床材は、コーティング剤の密着性が低下する場合があります。また、床材の反りや膨らみがすでに発生している場合は施工前の確認が必要です。詳細は無料見積もり時にご案内します。
- Q. ワンニャンすべらんコーティングの費用はいくらですか?
- お住まいの床面積・床材・施工条件によって異なります。無料見積もりにてご案内しますので、お気軽にお問い合わせください。
フロアコーティングの安全性は、業者の口頭説明ではなく第三者試験報告書で確認することが正しい判断基準です。JIS規格準拠・第三者機関発行の試験報告書の開示を求めることが、大切なペットと家族の健康を守るための第一歩になります。VOC13物質試験の観点だけでなく、安全性に関するその他のエビデンスも安全性のページでまとめてご確認いただけます。
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