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フロアコーティングの耐防汚性評価試験とは?JIS規格と試験結果・ペット家庭の選び方
最終更新日:2026年04月
「せっかくコーティングするなら汚れにくい床にしたい」──犬や猫と一緒に暮らす家庭では、足跡・粗相・おもちゃの汚れなど、日々の床の汚れに悩む場面は少なくありません。フロアコーティングを検討する際に「耐防汚性が高い」という言葉を目にしても、その根拠が見えなければ選びようがないのが実情です。そこで重要になるのが、JIS規格に基づいた第三者機関による耐防汚性評価試験(耐汚染性試験)のデータです。この記事では、試験の仕組みから実際の試験結果、滑り止めフロアマットとの違い、業者選びへの活用法まで、ペット家庭の視点で詳しく解説します。
この記事でわかること
- フロアコーティングの耐防汚性評価試験(耐汚染性試験)の仕組みとJIS規格との関係
- 一般財団法人日本塗料検査協会 東支部による実際の試験結果データ
- 犬・猫のいる家庭で発生しやすい汚れと、油性マジックで試験する理由
- 滑り止めフロアマットとフロアコーティングの耐防汚性・衛生面の違い
- 試験報告書の見方と、信頼できる業者を見極めるチェックポイント
フロアコーティングの耐防汚性評価試験(耐汚染性試験)とは

フロアコーティングの耐防汚性評価試験(耐汚染性試験)とは、塗膜の表面に油性インクなどの汚染材料を塗布し、一定時間後に色およびつやの変化が生じないかを確認する品質試験です。日本の国家規格であるJIS(日本産業規格)に基づいて試験条件が定められており、第三者試験機関が客観的に評価することで製品の信頼性を担保します。
「汚れに強い」というメーカーの自己申告だけでは、その性能を消費者が独自に判断することはできません。したがって、JIS規格に沿った第三者機関での試験結果こそが、製品選びの確かな根拠となります。特にペット家庭では、足跡・粗相・食べこぼしなど汚れが頻繁に発生するため、耐防汚性のエビデンスを事前に確認することが重要です。
JIS K 5400:1990「8.10 耐汚染性」の試験方法と評価基準
フロアコーティングの耐防汚性(耐汚染性)評価に引用されるのが、JIS K 5400:1990 塗料一般試験方法 8.10 耐汚染性です。この規格は塗料品質を測る日本の国家規格であり、フロアコーティングの汚れへの抵抗性を客観的に評価するための試験基準として活用されています。
試験の流れは以下のとおりです。
- 試験片の準備:フロアコーティングを施した木材(150×70×5mm)の試験片を用意する
- 汚染材料の塗布:油性マジック(黒・赤)を試験片の表面に塗布する
- 規定時間の放置:試験温度23±2℃の環境下で24時間放置する
- 評価:24時間後に試験片の色およびつやに変化がないかを確認する
評価の基準は「色及びつやの変化の有無」です。つまり、油性マジックを24時間密着させた後でも塗膜の色とつやが変化しないことが合格条件となります。この試験はすべて温湿度を厳密に管理した環境下で実施されるため、結果の再現性と信頼性が高く、消費者が製品性能を比較判断するための客観的な指標として機能します。
ワンニャンすべらんコーティングの試験結果と第三者認証の意義

一般財団法人日本塗料検査協会 東支部による耐汚染性試験(依頼No.233232、報告日2023年12月14日)において、油性マジック黒・赤ともに「色及びつやの変化を認めない」という結果が確認されています。これはJIS K 5400:1990の試験基準を満たした、第三者機関による客観的な合格評価です。
一般財団法人日本塗料検査協会 による試験内容の詳細
試験は2023年10月27日に採取した試料をもとに実施され、2023年12月14日付で試験結果報告書が発行されました。試験条件と結果の詳細は以下のとおりです。
| 試験項目 | 汚染材料・試験条件 | 試験結果 |
|---|---|---|
| 耐汚染性(黒) | 油性マジック黒(寺西化学工業㈱製)/23±2℃/24時間 | 色及びつやの変化を認めない |
| 耐汚染性(赤) | 油性マジック赤(寺西化学工業㈱製)/23±2℃/24時間 | 色及びつやの変化を認めない |
油性マジックは日常生活の中でも特に落ちにくい汚染材料です。そのため、この試験をクリアしているということは、同等またはそれ以下の汚染力を持つ日常的な汚れ(食べこぼし・ペットの足跡・泥汚れなど)に対しても十分な耐性があることを示しています。
また、試験を実施したのは社内ではなく独立した第三者機関である点が重要です。自社検査ではなく公的な試験機関による客観的な評価であるため、結果の信頼性が担保されており、消費者にとっての判断根拠として有効に機能します。さらに、この耐汚染性試験のほかにも、複数のJIS規格試験および第三者機関評価を受けており、多角的なエビデンスが揃っています。
なぜ「油性マジック」で試験するのか?ペット家庭の汚れとの関係

油性マジックを汚染材料に使用するのは、日常生活で発生する汚れの中でも「最も落ちにくい部類」に属するためです。油性インクをクリアできる塗膜であれば、それより落ちやすい汚れにも十分対応できるという考え方で試験が設計されています。つまり、油性マジック耐性は防汚性能の実力証明として機能するわけです。
犬・猫のいる家庭で実際に発生しやすい床汚れの種類
犬や猫と暮らす家庭では、フローリングに特有の汚れが日常的に発生します。一方、こうした汚れのほとんどは、油性マジックより落としやすい分類に入ります。
- 足跡・泥汚れ:散歩から帰った直後の泥や砂が床に広がる。特に雨の日は汚れが広範囲に付着しやすい
- 粗相・排泄物:老犬・老猫やトレーニング中のペットでは、尿や排泄物が床に直接付着することがある。時間が経つとシミになりやすいため、防汚性能が重要
- 毛・唾液・食べこぼし:ペットフードの飛び散り、飲み水のこぼれ、毛が絡んだ汚れが日常的に発生する
- 子どものクレヨン・落書き:ペットと同居する家庭では子どもがいるケースも多く、油性クレヨンや油性マジックによる落書きも想定される
したがって、油性マジックで試験をクリアしているコーティングは、ペット家庭で発生する多くの汚れに対応できる性能を持っていると判断できます。なお、コーティングの防汚効果を長く維持するためには、汚れが付着したらなるべく早く拭き取ることが大切です。汚れの種類や放置時間によっては落ちにくくなる場合もあるため、不安な点は施工時にご確認ください。
滑り止めフロアマットとフロアコーティングの耐防汚性比較

滑り止めフロアマットとフロアコーティングでは、汚れへの対応の仕組みがまったく異なります。マットは汚れを繊維で「受け止める」構造であるのに対し、フロアコーティングは汚れを塗膜で「弾く・付着させない」構造です。この違いが、日常のお手入れや衛生管理に大きな差を生みます。
| 比較軸 | 滑り止めフロアマット | ペット用フロアコーティング |
|---|---|---|
| 汚れへの対応 | 繊維が汚れを吸収・蓄積する | 塗膜が汚れの浸透を防ぎ、拭き取りで除去できる |
| 清掃のしやすさ | 都度洗濯・乾燥が必要 | 水拭き・乾拭きで清潔を維持できる |
| 衛生面 | 繊維内に菌・ダニが繁殖しやすい | 表面が平滑で菌が繁殖しにくい |
| ペットへの安全性 | 素材・染料によっては誤飲リスクあり | 食品衛生法試験・皮膚刺激性試験クリア済み |
| 耐久性・寿命 | 摩耗・変形により定期的な交換が必要 | 施工品質保証30年(長期間維持) |
| 床材への影響 | ズレ・摩擦による床材の傷つきリスクあり | 床材を直接保護し傷・劣化を防ぐ |
滑り止めフロアマットは導入コストが低く手軽な反面、定期的な洗濯・交換が必要で、汚れが蓄積すると衛生面のリスクも高まります。一方、フロアコーティングは初期費用がかかるものの、施工後は拭き取りだけで清潔を保ちやすく、長期にわたって床の美観と安全性を維持できます。また、ペットがマットをずらす・めくる・かじるといった行動が気になる場合、フロアコーティングはその問題を根本から解消できる選択肢のひとつです。
マットとコーティングの詳しい違いについては、ペット用フロアコーティングとマットの違い|業界唯一マット仕上げがペットに最適な理由もあわせてご覧ください。
耐防汚性以外のエビデンス一覧|ペット家庭が確認すべき性能試験

耐防汚性(耐汚染性)はフロアコーティングの品質を示す試験のひとつにすぎません。ペットと暮らす家庭が安心して施工を依頼するには、汚れへの強さだけでなく、安全性・滑り防止性能・耐久性といった多角的なエビデンスが揃っているかを確認することが重要です。また、一般社団法人日本ハウスコーティング協会では、フロアコーティングに関する業界基準や品質情報を公開しており、業者選びの参考になります。
- 犬専用滑り試験(C.S.R・D'値):0.61
- 犬の歩行時の滑りにくさを測定する専門試験。D'値0.61は、犬が安定して歩行できる水準の滑り止め効果があることを示す第三者試験結果です。
- 食品衛生法規格試験(適合)
- 食品と接触する器具・容器包装に求められる安全基準をクリア。ペットが床を舐めても安心の処方であることが第三者機関によって証明されています。詳しくはフロアコーティングの食品衛生法規格試験をご覧ください。
- 皮膚刺激性試験(合格)
- 塗膜に触れることによる皮膚への刺激がないことを確認する試験。施工後にペットが直接床に触れても安全であることが確認されています。詳しくはペット用フロアコーティングの皮膚刺激性試験をご覧ください。
- VOC13物質試験(不検出)
- 揮発性有機化合物(VOC)13物質がすべて不検出。人やペットへの有害物質リスクが第三者試験で否定されています。詳しくはフロアコーティング VOC13物質試験をご覧ください。
- F☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放散等級・最高等級)
- 建材のホルムアルデヒド放散量を示す国内最高等級。登録証明書の取得により、ペット・子どもを含む家族全員への安全性が確認されています。
- 耐傷性・耐摩耗性・引っかき硬度(JIS規格)
- 犬・猫の爪による引っかきや日常的な歩行による摩耗に対する強さをJIS規格で評価。引っかき硬度はJIS規格の最高値である6Hを達成しています。
- SIAA(抗菌防カビ)マーク認証
- 抗菌・防カビ性能について第三者機関による認証を取得。ペットのいる空間で気になる菌の繁殖を抑える効果が認められています。
試験報告書の見方と業者選びへの活用法

試験報告書を確認する際は「第三者機関が発行しているか」「JIS規格が明記されているか」「試験条件・結果が具体的に記載されているか」の3点を必ず確認してください。これらが揃っている報告書であれば、信頼性の高いエビデンスとして判断できます。業者への依頼前に試験報告書の開示を求めることは、消費者として当然の確認行為です。
そのため、誠実な施工業者であれば、耐汚染性試験をはじめとする品質エビデンスを積極的に開示しています。一方で、「汚れに強い」という説明だけで具体的な試験データを提示できない業者には注意が必要です。
向かないケース・注意が必要な床材について
フロアコーティングは多くの床材に施工できますが、以下のようなケースでは施工が難しい場合や、効果が十分に発揮されない場合があります。
- すでに劣化・損傷が著しい床材:表面がひどく傷んでいる場合、コーティング剤が均一に密着しないことがある
- コーティング済みの床材(重ね塗り):既存コーティングの状態によっては密着性が低下する場合がある。事前確認が必要
- 特殊素材・一部の無垢材:素材の特性によって施工可否が異なるため、現地確認が不可欠
- 養生期間中の使用:完全乾燥前にペットが歩行すると塗膜に影響が生じる可能性があるため、所定の養生時間を守ることが重要
いずれも事前の無料見積もり・現地確認で対応可否を確認できます。実際の施工後のお喜びの声はお喜びの声ページでご確認いただけます。

よくある質問
- Q. フロアコーティングの耐防汚性評価試験とはどんな試験ですか?
- 塗膜への汚れ付着後の変化を評価する試験です。JIS K 5400:1990の塗料一般試験方法8.10耐汚染性に基づき、油性マジック(黒・赤)を24時間塗布した後に色・つやの変化が生じないかを第三者試験機関が確認します。
- Q. 油性ペンで床が汚れても本当に落とせますか?
- はい、対応できます。油性マジック(黒・赤)を24時間放置しても「色及びつやの変化を認めない」という結果が、一般財団法人日本塗料検査協会 東支部によって確認されています。日常的な汚れに対しても同様の耐性が期待できます。
- Q. 滑り止めフロアマットとどちらが衛生的ですか?
- フロアコーティングのほうが衛生的です。マットは繊維内に汚れや菌・ダニが蓄積しやすく定期的な洗濯が必要ですが、フロアコーティングは表面が平滑で拭き取りだけで清潔を保てます。
- Q. ペットが床を舐めても安全ですか?
- はい、安全性が確認されています。食品衛生法規格試験および皮膚刺激性試験をクリアしており、ペットが直接床に触れたり舐めたりしても安心の処方です。
- Q. ワンニャンすべらんコーティングの費用はいくらですか?
- 無料見積もりにてご案内します。住宅の広さ・床材の種類・施工範囲によって異なるため、まずはお気軽にお問い合わせください。
- Q. 施工後すぐにペットを部屋に戻せますか?
- 乾燥・養生時間を経てから入室できます。塗膜が完全に乾燥する前にペットが歩くと仕上がりに影響が生じる場合があるため、施工担当スタッフの指示に従ってください。
- Q. 施工できない床材はありますか?
- 一部の床材は対応が難しい場合があります。既存コーティング済みの床・著しく劣化した床材・特殊素材の一部は事前確認が必要です。無料見積もり時の現地確認でご案内します。
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