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ペット用フロアコーティングの耐薬品性評価試験とは?JIS K 5600-6-1点滴法の重要性と業者選びの3つの確認点解説
この記事でわかること
- ペット家庭で耐薬品性が重要な5つの実生活シーン
- JIS K 5600-6-1(耐液体性試験 方法3 点滴法)の試験内容と評価軸
- ワンニャンすべらんコーティングの耐溶剤性・耐ラビング性試験の実測データ
- 第三者試験機関の報告書で業者を見極める3つのチェックポイント
最終更新日:2026年4月
新築やリフォームでペット用フロアコーティングを検討する際、見落としがちなのが「耐薬品性」です。ペットの粗相による尿アンモニア・除菌アルコール・洗剤など、家庭内には床に影響を与える薬品が日常的に存在します。本記事ではフロアコーティング 耐薬品性評価試験 JIS 重要性をテーマに、業者選びで確認すべきエビデンスを解説します。
ペット家庭でフロアコーティングの耐薬品性が重要な理由

耐薬品性は、ペット由来の尿アンモニアや日常の除菌アルコール等から床を守る、家庭用フロアコーティングに不可欠な性能です。家庭内には専門的な化学薬品だけでなく、私たちが意識せず使用する液体が床に付着する場面が無数に存在します。そのため耐薬品性の低いコーティングを選ぶと、短期間で床の美観や保護機能が損なわれるリスクが高まります。
床に付着する「薬品」の正体
「薬品」と聞くと特殊な化学物質を思い浮かべがちですが、実態はもっと身近です。家庭用中性洗剤・アルコール消毒液・次亜塩素酸水・食用油・醤油・コーヒー・ジュース・化粧品・除光液など、日常で扱うほとんどの液体が塗膜にダメージを与え得る薬品に該当します。さらにペットを飼う家庭では、ペット用シャンプーや消臭スプレーも頻繁に床へ付着します。
耐薬品性が低いと起こる4つのトラブル
- シミ・変色:薬品が塗膜に浸透し、落ちないシミや変色を残す
- 表面の白濁・光沢低下:塗膜が部分的に溶け、ツヤが失われる
- 剥離・ひび割れ:付着力が弱まり、塗膜が部分的に浮いて剥がれる
- 保護機能の喪失:塗膜が劣化することで床材本体への防汚・耐傷性能まで低下する
ペット家庭ならではのリスク:尿アンモニア・消臭スプレー・除菌液
ペット家庭では一般家庭以上に薬品接触の頻度が高くなります。猫尿に含まれるアンモニアは強アルカリ性で、放置すれば塗膜と床材の両方を侵します。また、ペットの衛生管理で使う除菌アルコールや消臭スプレーは溶剤を含むことが多く、繰り返し使用される塗膜表面にとっては慢性的な負荷となります。なお、室内の空気質を悪化させるシックハウス症候群の原因物質(VOC)の一部は、コーティング自体から揮発する場合もあるため、ペットの健康に直結する観点からも材料選びが重要です。
フロアコーティングの耐薬品性評価に関わるJIS規格とは

フロアコーティングの耐薬品性評価試験とは、塗膜が洗剤・アルコール・有機溶剤などに接した際に変質・劣化しないかを、JIS K 5600-6-1:2016(耐液体性試験)等の規格に基づき第三者試験機関が客観評価する試験です。JIS規格は国家規格として第三者機関が試験を行うため、業者の自社評価とは信頼性のレベルが根本的に異なります。
JIS規格が客観評価の基準として機能する仕組み
JIS(日本産業規格)は、製品の性能・品質を国家として一定の基準で評価するための公的規格です。試験条件・試験液・評価方法がすべて文書化されており、誰がどこで測定しても結果が再現できる仕組みになっています。つまり、JIS規格に準拠した試験結果は「同じ土俵で他製品と比較できる客観的な性能データ」であり、消費者が業者選びで活用できる数少ない判断材料です。日本ハウスコーティング協会でも、第三者試験データの開示が業者選びの基準とされています。
メーカー独自基準とJIS規格の決定的な違い
業者の中には自社基準で「耐薬品性に優れる」と表記する例もあります。一方、自社評価では試験条件・評価者・対象薬品が業者ごとに異なるため、他社製品と公平に比較することができません。したがって耐薬品性を本気で確認したい場合、JIS規格番号と第三者試験機関の名称が明記された試験結果報告書を確認することが不可欠です。
ペット用フロアコーティングで参照される主要なJIS試験規格
| JIS規格番号 | 評価対象 | 関連コラム |
|---|---|---|
| JIS K 5600-6-1:2016 | 耐液体性(耐薬品性) | 本記事 |
| JIS K 5600-5-4 | 引っかき硬度 | 引っかき硬度試験 |
| JIS K 5600-5-9 | 耐摩耗性 | 関連 |
| JIS K 5600-5-6 | 付着性(クロスカット) | 付着性試験 |
このように、塗膜性能は単一の試験で判断するものではなく、複数のJIS規格を組み合わせて多角的に評価する必要があります。
JIS K 5600-6-1(耐液体性試験 方法3 点滴法)の試験内容を分かりやすく解説

JIS K 5600-6-1の耐液体性試験は、試験液を塗膜に滴下し10分後の外観変化と付着性を評価する厳密な試験です。正式名称は「塗料一般試験方法 第6部:塗膜の化学的性質 第1節:耐液体性(一般的方法)」で、本試験はその中の「9 方法3(点滴法)」に該当します。塗膜の化学的安定性を判定する代表的な国際的手法のひとつです。
試験液:アセトン・メタノール・トルエンで何を確かめているのか
試験液には、塗膜への影響が強い代表的な有機溶剤としてアセトン・メタノール・トルエンが用いられます。これらは家庭用除光液・アルコール除菌剤・接着剤・塗料の希釈剤などに含まれる成分群です。また、これらの溶剤に耐えられる塗膜は、より穏やかな家庭用洗剤・食品類・ペット由来薬品にも耐えられる傾向にあります。すなわち、最も過酷な薬品で試験することで「日常的な薬品全般への耐性」が裏付けられる仕組みです。
試験手順:滴下→10分放置→外観評価→付着性評価の流れ
試験は以下の流れで進行します。
- 木材基材(150×70×5mm)に塗膜を形成した試験片を準備
- 23±2℃の試験環境で試験液を塗膜表面に滴下
- 10分間そのまま放置
- 試験液を拭き取り、外観の変化(膨れ・剥がれ・軟化)を目視評価
- 続いてクロスカット法による付着性評価を実施
評価ポイント:外観だけでなく「付着性100/100」の二段階評価が重要な理由
耐液体性試験で見落とされがちなのが「付着性評価」の存在です。外観上は変化が見えなくても、塗膜が床材から剥がれやすくなる微細な劣化が起こることがあります。したがってJIS K 5600-6-1の点滴法では、外観評価の後に必ず1mm間隔で11本ずつのカットを入れる「クロスカット法」で付着性を測定します。評価値「100/100」とは、ます目100個のうち剥離が一つもないことを示し、塗膜が薬品接触後も床材へ完全に密着し続けている状態を意味します。
関連試験:ASTM D 4752-03 耐ラビング性試験との違い
| 比較軸 | JIS K 5600-6-1(点滴法) | ASTM D 4752-03(耐ラビング性) |
|---|---|---|
| 評価方法 | 試験液を滴下して10分静置 | 500gf荷重で10往復擦る |
| 評価軸 | 外観+付着性 | 外観(膨れ・剥がれ・軟化) |
| 想定される実生活 | こぼした液体の長時間接触 | こぼした液体の拭き取り動作 |
| 試験液 | アセトン・メタノール・トルエン | アセトン・メタノール・トルエン |
つまり、点滴法は「放置」した時の安定性、耐ラビング性試験は「擦る」動作への耐性を評価します。両者をクリアしている塗膜は、薬品付着後の放置にも掃除動作にも強い堅牢な塗膜であると客観的に裏付けられます。
ペット家庭で耐薬品性が問われる5つの実生活シーン

耐薬品性の低いコーティングは、ペット家庭で起こりがちな尿放置・消毒液常用により短期間で劣化する恐れがあります。ここでは、サブキーワードであるペット フロアコーティングの観点から、耐薬品性が日常的に問われる5つの場面を整理します。
シーン①:ペットの粗相を放置してしまった時(尿アンモニア)
仕事中・就寝中など、ペットが粗相をしてもすぐに気付けないことは少なくありません。猫尿は特にアンモニア濃度が高く、放置すれば塗膜表面のアルカリ侵食が進みます。耐液体性試験をクリアした塗膜は、こうした想定外の長時間接触に対しても変色・剥離リスクを下げる役割を果たします。
シーン②:除菌アルコール・次亜塩素酸水を頻繁に使う場面
感染症対策や嘔吐物の処理で、家庭内では除菌アルコールや次亜塩素酸水を床に直接スプレーすることがあります。一般的にアルコールは塗膜の白濁や光沢低下を招きやすい液体とされています。なお、JIS K 5600-6-1の試験液であるメタノールはアルコール群に属する代表的な溶剤です。そのためメタノール耐性のある塗膜は、エタノール系除菌剤に対しても一定の耐性を期待できます。
シーン③:ペット消臭スプレー・芳香剤の継続使用
ペット用消臭スプレーには界面活性剤や溶剤が含まれることがあり、同じ場所に繰り返しスプレーすれば塗膜への蓄積負荷となります。耐薬品性が低い塗膜では、塗膜表面が徐々に白濁したり、ベタつきが残る状態に変化することがあります。
シーン④:食品・ジュース・コーヒーをこぼした時
家族の食事中、ペットの食器周辺など、食品由来の汚れも床に付着します。醤油・コーヒー・ワイン・果汁は弱酸性のものが多く、塗膜の変色や色素残留を起こす場合があります。耐液体性のある塗膜であれば、すぐに拭き取れば跡が残らず、毎日の暮らしのストレスが大きく減ります。
シーン⑤:マニキュア除光液・ヘアカラー剤など強溶剤の付着
洗面所や脱衣室では、マニキュア除光液(アセトン)・ヘアカラー剤・パーマ液などの強い溶剤が床に落ちる可能性があります。ただし、これらは塗膜にとってJIS試験液クラスの過酷な薬品です。耐液体性試験でアセトン耐性が確認された塗膜であれば、こうした突発的な薬品付着に対しても外観・付着性の両面で安心感が得られます。
耐薬品性試験で信頼できる業者を見極める3つのチェックポイント

見極めの鍵は、JIS規格番号と第三者試験機関名が明記された試験結果報告書の有無です。営業トークの「耐薬品性が高い」という言葉だけで判断せず、客観的なエビデンスを確認することがペット家庭では特に重要になります。このように、書類ベースで確認する習慣をつければ、業者選びの失敗確率を大きく下げることができます。
① JIS規格番号が試験結果報告書に明記されているか
試験結果報告書には、必ず「JIS K 5600-6-1:2016」のように規格番号と発行年が明記されています。番号が記載されていない、あるいは規格名のみで番号がぼかされている場合、JIS規格に完全準拠した試験ではない可能性があります。コーティング業者に「試験結果報告書のコピーを見せてください」と依頼するだけで、エビデンスの有無を確認できます。
② 第三者試験機関の発行であるか(自社試験ではないか)
試験は「誰が行ったか」が信頼性を左右します。たとえばワンニャンすべらんコーティングは、一般財団法人日本塗料検査協会という第三者機関で各種JIS試験を実施しています。一方、業者自身が社内で測定した「自社試験」は、評価条件が標準化されておらず、客観性に欠けるケースがあります。
実際の施工後のお喜びの声はお喜びの声ページでご確認いただけます。
③ 「外観のみ」ではなく「付着性」まで評価されているか
耐液体性試験は、外観評価と付着性評価の二段階で行うことができます。外観のみの結果(膨れ・剥がれ・軟化なし)に加えて、クロスカット法による付着性の数値(例:100/100)まで開示されている報告書は、塗膜の総合的な安定性を裏付ける証拠となります。報告書の内容を比較する際は、この「二段階評価の有無」を確認するとよいでしょう。
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ワンニャンすべらんコーティングの耐薬品性エビデンス(実測値公開)

ワンニャんすべらんコーティングは、一般財団法人日本塗料検査協会 東支部により、耐溶剤性試験(JIS K 5600-6-1:2016)と耐ラビング性試験(ASTM D 4752-03)の2系統で耐薬品性が客観評価されています。その結果、両試験ともに膨れ・剥がれ・軟化を一切認めず、付着性についても全試験液で100/100の最高評価を記録しています。また、塗膜形成材料は日本塗料工業会関連の安全性評価制度の枠組みに沿って、F☆☆☆☆登録・VOC13物質不検出・SIAA抗菌マーク取得などの認証も併せて取得されています。
耐溶剤性試験(JIS K 5600-6-1:2016 点滴法)の結果と意味
| 試験液 | 外観評価 | 付着性評価 |
|---|---|---|
| アセトン | 膨れ・剥がれ・軟化を認めない | 100/100 |
| メタノール | 膨れ・剥がれ・軟化を認めない | 100/100 |
| トルエン | 膨れ・剥がれ・軟化を認めない | 100/100 |
外観の異常が一切なく、付着性も全試験液で満点という結果は、塗膜が強溶剤に接触しても化学的構造を維持し続けることを示しています。その結果、家庭で発生し得るほぼすべての薬品付着に対して安定した性能を維持できると判断できます。
耐ラビング性試験(ASTM D 4752-03)の結果と意味
| 試験液 | 評価結果 |
|---|---|
| アセトン | 膨れ・剥がれ・軟化を認めない |
| メタノール | 膨れ・剥がれ・軟化を認めない |
| トルエン | 膨れ・剥がれ・軟化を認めない |
耐ラビング性試験は、500gfの荷重をかけて試験液を塗膜表面に10往復擦り付ける、点滴法より厳しい接触動作を伴う試験です。この試験でも外観に変化が認められなかったことは、薬品付着後の拭き取り掃除動作にも塗膜が耐えられることを意味します。
実際の施工前後の変化は施工事例ページでご確認いただけます。
耐薬品性が高くても向かないケース・施工できない床材
ただし、耐薬品性試験の結果がいかに優れていても、すべての状況で万能というわけではありません。以下のようなケースでは別の対策と組み合わせる、または施工自体を見送る判断が必要です。
- クッションフロア・コルク材・畳:ワンニャンすべらんコーティングは無垢材・複合フローリング・シートフローリングを主な対象とし、これらの床材には施工できません
- 強酸・強アルカリ薬品の常用環境:研究施設・工場床など、業務として強薬品を扱う環境は本商品の対象外です
- 長時間(数時間以上)の薬品放置:耐液体性試験は10分間の試験です。それ以上の長時間放置は推奨されません
- 既存塗膜の状態が悪い場合:旧ワックスや既存コーティングが劣化している床は、下地処理によっては施工をお断りすることがあります
このようにワンニャンすべらんコーティングが向かないケースを正直に開示することで、施工後のミスマッチを未然に防ぎます。なお、向かないケースに該当するかは現地調査で確認できます。施工の可否判断・床材確認・耐薬品性に関する個別の不安は、無料の現地調査で実物を見てから判断していただくのが確実です。
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よくある質問
- Q. フロアコーティングの耐薬品性試験は何のJIS規格ですか?
- JIS K 5600-6-1:2016です。正式名称は「塗料一般試験方法 第6部:塗膜の化学的性質 第1節:耐液体性(一般的方法)」で、その中の方法3(点滴法)が代表的な耐薬品性評価試験として用いられます。
- Q. ペットの尿で床が変色するのを防ぐコーティングはありますか?
- 耐液体性試験の合格塗膜が有効です。ペット尿に含まれるアンモニアは強アルカリ性ですが、JIS K 5600-6-1の点滴法に合格している塗膜であれば、放置時間が短ければ変色リスクを大きく下げることができます。
- Q. アルコール消毒を毎日しても剥がれないコーティングはありますか?
- メタノール耐性のある塗膜が安心です。エタノール系除菌剤と同じアルコール群であるメタノールに対し、外観・付着性の両面でJIS試験をクリアしている塗膜であれば、日常的な除菌使用に耐えられます。
- Q. 耐薬品性試験の費用はコーティング料金に含まれていますか?
- 含まれている業者を選ぶのが安心です。第三者試験機関での試験費用はメーカー・施工業者側の品質保証コストとして処理されるのが一般的で、消費者が個別に負担することはありません。費用の詳細は無料見積もりにてご案内します。
- Q. 30年保証の根拠として耐薬品性試験は重要ですか?
- 非常に重要な根拠の一つです。保証期間中は薬品接触による塗膜劣化リスクを業者が引き受けるため、JIS耐液体性試験などの第三者エビデンスがない長期保証は、根拠が脆弱だと判断できます。
- Q. 耐薬品性が高くても向かないケースはありますか?
- クッションフロア・コルク等は対象外です。ワンニャンすべらんコーティングは無垢材・複合フローリング・シートフローリング向けで、施工不可の床材があります。事前の現地調査で施工可否を判断します。
- Q. まず相談だけしてみたいのですが、費用はかかりますか?
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関連コラム:耐薬品性と並んで重要なJIS試験項目の解説は耐傷性評価試験・耐水性評価試験でご確認いただけます。ワンニャンすべらんコーティング全体の概要はこちらの総合解説もあわせてご覧ください。
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